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SRIの研究者、膵臓がんを標的として治療するバイオマーカーを特定
膵臓がんを標的とする分子を、SRIのFOX Three分子誘導システムを活用して開発(タイトル画像:SRI分子ガイダンスシステムで染色した膵管腺癌)
膵臓がんは米国におけるがん死因の第4位で、患者の半数以上に転移があると診断され、その場合5年生存率は3%強にすぎません。しかし、腫瘍が膵臓にとどまっている限局性疾患と診断された患者の5年生存率は44%と劇的に良いものとなっています。この予後の顕著な
SRIの科学者がグライコミクスのプロトコルを科学界に公開
SRIのTumor Glycomics Lab(腫瘍グライコミクスラボ)に所属するDenong Wang、微生物やがんの糖鎖シグネチャーを探索する戦略を語るすべての生命体には、たんぱく質が独自のプロファイルでつながったグライコーム(または、糖鎖やグリカン)があります。グライコミクスは個々のグライコームの研究であり、病気の診断やがんの検出、精密免疫療法に関する新しい戦略の開発につながる可能性を秘めて
もっとみるイノベーションで一歩先へ:激動の時代に成功を維持する
イノベーション戦略の策定が「不確実な時代を乗り切る鍵」となる野村SRIイノベーション・センター(NSIC)は2021年7月に米国カリフォルニア州メンローパークのSRIキャンパス内に設立され、メンバー企業が既存の企業イノベーション活動を改良し、新たなイノベーションの取り組みを発展させる拠点としての役割を担っています。Chris Cowartは、NSICの所長として、NSICの統括・運営、プログラム内
もっとみる昆虫は「におい」を介してどのようにコミュニケーションをとっているのか
昆虫「化学的な物質」を介したコミュニケーションを理解すれば、作物の保護や、刺咬で感染症を媒介する昆虫から人類を守ることができる私たちの周りでは、昆虫たちは交配相手を奪い合ったり、餌を探したり、餌を誰かに食べられないようにしたり…常に互いに言葉を交わしています。昆虫たちのコミュニケーションには、夏の夜のホタルの光や、夕方のセミの大合唱のような分かりやすい例もありますが、殆どの会話の多くは非常に洗練さ
もっとみるSRIが開発した新しい溶接ヘルメットの技術は、溶接作業中に鮮明で高精細な3Dビューをリアルタイムで提供します
SRIはこの技術のライセンスを川田テクノロジーズ株式会社に供与、このヘルメットを世界中に向けて商用化へSRIの研究者たちは、溶接用の工具から発生する煙や火花、閃光の向こう側を効果的に見ることができる次世代溶接ヘルメットを開発しました。この新しいヘルメットは、作業環境を正確に視覚化することを可能にし、溶接技術者の作業性と安全性、そしてパフォーマンスを向上させます。
日本を拠点とするKTI川田グルー