SRIインターナショナル(日本)

SRIの使命は、世界を変え、人々の暮らしをより安全かつ健康的、そしてより生産的なソリュ ーションを提供することです。

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[テクノロジーの歴史] パロアルトにあるスタンフォード・ディッシュ・トレイルの知られざる物語 (”THE DISH”:名前の由来)

あの有名な電波望遠鏡は今日も現役                                  ―昔と今にまつわる裏話ー ハイキングが好きな人もそうでない人も、スタンフォード大学から程近い小さな丘「Stanford foothills」を散策するならば「スタンフォードディッシュ(Stanford Dish)」は見逃せません。サンフランシスコ半島南部で最もよく知られた名所のひとつであるディッシュは、サンフランシスコ市街からハイウェイ280号線を南に向かい、アルパインロードを

    • データを活用してジオスペース環境を解析する

      SRIのCenter for Geospace StudiesのリサーチエンジニアLeslie Larmarcheは、他分野の研究者と関わることは不可欠だと語るLeslie Lamarcheは2017年にアラスカ大学フェアバンクス校で物理学の博士号を取得し、その後はSRIインターナショナルのCenter for Geospace Studies(CGS、ジオスペース研究センター)でリサーチエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。 Lamarcheは現在、物理学者と電気

      • 次のパンデミックとの戦いに備えて治療薬を開発するSRIの科学者

        SRIは米国政府のパンデミック対策用抗ウイルス剤プログラムの一環として、国立アレルギー・感染症研究所から4年間で495万米ドルの助成金を獲得 独立系の非営利技術研究機関であるSRIインターナショナルは、米国国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)から、新規または既存のウイルス性病原体に対する米国内での治療手段を増やすことを目的とした薬剤の開発に対し495万米ドル(最大2,100万ドルの増額オプション付き)の助成金契約を獲得しました。 この助成金は、米国政府のパンデミック

        • デュシェンヌ型筋ジストロフィーや脊髄性筋萎縮症の患者が引き続き腕を使えるようサポートするSRIのテクノロジー

          慈善団体のDuchenne UKは、SRIのツイストストリングアクチュエーター技術をウェアラブルSMARTスーツに採用 ウェアラブル技術やウェアラブルスーツは、着用した人が移動したり、物を持ち上げたり、情報を測定したりする能力を補強して向上させることができる様々なアプリケーションを備えています。SRIのロボティクスラボは、ウェアラブル機器や医療機器などの産業用の用途や産業界の先を行く、画期的なイノベーションを長年にわたって生み出してきました。 特許を取得したSRIのツイス

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          肺腫瘍を標的として細胞内に治療薬を送り込むペプチドをSRIインターナショナルの科学者たちが開発

          最適化した新たな分子ビークルは、肺腫瘍を標的として抗がん剤を効果的に送達させることができる 肺がんは、世界中で毎年、他のどの種類のがんよりも多くの命を奪っています。世界保健機関(WHO)によると、2020年には約180万人が肺がんで死亡したと推定されています。現在の治療法は、がん患者に苦痛を与える副作用がある一般的な化学療法、もしくは、多くの患者が適用外となる可能性の高い、非常に特殊な変異を伴う腫瘍を標的に絞る治療法という2つの方法のいずれかしか選択できず、闘病生活や治療を

          未来のナレッジマネジメントテクノロジーの構築に取り組むSRIの研究者

          組織のデータの保存や管理の方法を変革することを目的とした取り組みに、DARPA(米国国防高等研究計画局)との契約にて1,080万米ドル資金提供を獲得 ナレッジマネジメントは、大規模な組織にとって大きな課題となっています。よくあるのが、規則や規定類から各種文書や政策方針に至るまで、データが構造化されておらず、索引もなく、複数の時代遅れのシステムに分散したままになっていることです。このような中であげられるのが、適切な情報を見つけ出し、適切な人に適切なタイミングで届けられるような

          ソーシャルメディアをより節度あるものにするために取り組むSRIのCenter for Vision Technologies

          SRIはDARPAからの資金提供を受け、人間と共に作動しオンライン上で社交性を求めるAI技術を構築 ソーシャルメディアは世界中の何十億もの人々をつなげていますが、同時に敵対心やヘイトスピーチの温床にもなっており、この現象はますます緊急性の高い課題になってきています。反社会的な行為から生じる重大な危害を最小限に抑えつつ、参加者同士のポジティブなつながりと正確な情報の流れを維持するにはどのようにすればよいでしょうか。SRIインターナショナルの研究者たちは、まさに今この難題に取り

          SRIが設計するFHEアクセラレータでデータ処理のアウトソーシングの安全性を強化

          プライバシーと計算時間のギャップを埋めるデータの共有化がますます進む世界では、セキュリティとプライバシーはさらに重要なものとなっています。 SRIインターナショナルのComputer Science Laboratory(CSL)は、いくつかの公的および民間レベルの取り組みにおいて、データの安全性とプライバシーの強化の分野で重要な役割を果たしています。SRIのCSLは公的な支援を受けた学際的なチームでコンピューターサイエンティストや電気工学のエンジニア、サイバーセキュリティ

          未来の衛星通信を改善する電離層シンチレーションのモデリング

          SRIは地球の上層大気についての理解にどのように貢献しているのか 高緯度の場所でいくつかの条件が整えば、夜空を見上げるとまばゆい光が舞うオーロラを見ることができます。蛍光発光の揺らぎであるオーロラは、荷電粒子が地球の大気と相互に作用して原子や分子から電子を奪い、エネルギーを放出することによって発生します。オーロラは、地球の磁場が太陽からの荷電粒子を加速し、大気中に集中して送り込まれる極点の付近でしか見ることができません。 オーロラの背後にある「電離」という現象は、大気中に

          更年期がハイテクに:AIとウェアラブルテクノロジーを活用して、「更年期」を理解する

          SRIのスピンアウト企業「Lisa Health」はAIやデジタル治療法、および新しいアプリで更年期に関する理解の相違に取り組む 「更年期」はこれまで文化的に「ネガティブなこと」だとみなされていたため、更年期への移行や移行後訪れる身体的・精神的な困難について母と娘が話し合うことがほとんどありませんでした。この「ネガティブなこと」だという感覚は、更年期障害の生理学的な理解と、更年期障害の症状との付き合い方に関する科学的な文献との間の大きなギャップにも反映されています。 人工知

          熟練された技術労働力の拡大:米国の労働力不足に対する1つの答え

          テクノロジーにより産業や労働が変化する中、競争力のある包括的な経済の構築に不可欠なもの 労働市場の厳しい状況が続く中、経済と労働力開発の現場では、労働力不足の解消と公平な成長の促進に大きな関心が集まっています。 そして、仕事や作業を「どのように」進めるのかという問いに直面したとき、熟練の技術者にその答えの1つを見出すことができます。 STW(Skilled Technical Workforce:熟練技術労働力)とは、科学、技術、工学、数学(STEM)分野の労働力のうち、

          ENVision:軽量暗視メガネで暗闇のベールを取り払う

          暗闇の中でもはっきり見える暗視メガネをDARPAとSRIが共同開発中 「暗視ゴーグルを何時間も装着したことがない人は、2ポンド(900グラム余り)の重りを額に付けた野球帽を一日中かぶっていることを想像してみてください。その負荷がどれほどのものか、少しはわかってもらえるのではないでしょうか」 - 米国防高等研究計画局(DARPA)防衛科学オフィス、プログラムマネージャー、Rohith Chandrasekar フクロウのように暗闇の中でも見ることができるメガネをかけることがで

          AIの活用で、テレワーク時などの従来の「ステータス表示」を進化

          リモートワークやデジタルワークプレイスツールの活用が急増し、個人ステータスはこれまで以上に重要にスマートフォンのオートコレクト機能から高速道路での自動運転にいたるまで、人工知能(AI)によって私たちの生活上のワークフローのほとんどが大きく変わりました。こうした進歩にもかかわらず、中には20年以上も変化していないものもあります。それは、ほぼすべてのデジタルワークコミュニケーションツールにある「ステータスの表示機能」です。その昔ながらの”見た目”は、ステータス表示が使われ始めた時

          SRIの研究者が探求する教育現場向けのAIやコンピューターサイエンス

          教育現場へのAIの応用について 「博士号の取得後に何をするかを決めることは、私にとって大きなことでした。SRIに入社するまで、私はほぼ一貫してコンピューターサイエンスに取り組んでおり、同じ研究室の他のメンバーは、特にAI関連の研究を活かして従来通り産業界でAIを応用することを手掛けていました。一方で、私は学生や先生と一緒になって教育の現場でのAIの応用についての研究がとても好きだったので、これを続けたいと考えていました。そのため、“AIの教育研究”により焦点をあてるようになり

          「IT」をアジャイルな思考の下に

          SRIの研究者の技術に関する深い知識とITのマネジメント能力、受賞歴のあるSRIのプログラムの多くに生かされる「私は30年以上ソフトウェアエンジニアとして働いていますが、今でもソフトウェアを構築するのが大好きです」 SRIインターナショナルには、世界中から集まった優秀な人材が数多く所属しています。その優秀な人材の一人が、Center for Software Engineering, Integrated Systems and Solutions(ソフトウェア工学、統合シ

          SRIのHuman Sleepラボ、睡眠研究のための最先端のテクノロジーを精査する

          消費者向けのウェアラブルデバイスについて調査に乗り出す 現在多くの人が活用しているウェアラブルデバイスは、数多くの消費者の睡眠を観察して詳しく記録するなど「睡眠の追跡」を可能にする幅広い新技術の一部で、最先端技術として様々な企業がこのデバイス向けに新しいアプリや機能の開発を猛スピードで進めています。このテクノロジーには臨床医や研究者も注目しており、研究を進めるために必要な標準的な臨床研究や試験などを補完するものとして、市販のデバイスを活用できないかと考えています。 Mass